[Hanae] スミスのJ-Termについて

こんにちは。前回リベラル・アーツについて書いた華恵です。もうすぐクリスマスですね!大学生ですが、未だにクリスマスが近づくとそわそわします。

さて、JSAPのメンバーは私を除いてみんな日本、もしくはフロリダと言う名の避寒地にいるわけですが、私はスミスからさらに北上してメイン州の実家にいるわけです。ニューイングランド(コネチカット州から上の州、もちろんスミスのあるマサチューセッツ州や私の実家があるメイン州も含まれています)の冬は辛いです。紗都も言っていたように、時には−20°Cになったりします。雪も東京に比べれば全然多いですので、たまにSnow Dayと言って大学が閉まる生徒達万々歳、神からの贈り物のような日があります。Snow Dayで学校が閉まることはあまりないですが、教授が授業をキャンセルしたりするのはよく聞きます。なぜか言うとスミスは結構田舎にあり、大学が所有する家やアパートに住んでいない教授は大抵が車通勤で、雪が積もると大学が開いていても教授が通勤したくないからです。あぶないですからね。現に私も2年前雪で滑って新車を潰してます。みなさんも雪での運転は気をつけてください。

さて、今も言ったようにニューイングランドとその界隈の冬は結構辛いです。もしもこのエリアでの留学を考えているのなら、知っておいて損はないです。今丁度、オレゴン州のルイス&クラーク大学に交換留学をしているいとこがクリスマスと正月を過ごしに私の家に来ているのですが、彼女曰く同じ北部でもやはりニューイングランドの方が寒いらしいです。私は寒いのが大の苦手なので、いつもダウンジャケットと分厚い帽子や手袋を着てすごしています。そんな私が一月の一番寒い時期をほぼスミスで過ごす予定です。まあ実家も似たような気候で寒いですが、やはり寮に住んでる分一日中家でゴロゴロしてるわけにもいかず、出かけるのも徒歩なのでスミスにいるほうが断然寒い気がします。

では冬休みが5週間あるのに、私が何故年明け早々寒いスミスのキャンパスに戻るかと言うと、J-Termがあるからです。スミスには秋学期と春学期の間、3週間程の短い学期があります。それがJ-Termです。この期間、スミスの生徒、もしくはスミスを含むファイブカレッジ・コンソーシアム*の生徒ならば余分な授業料を払う事無く(クラスによってはちょっとした手数料があります)様々なクラスを受けられます。クラスの内容は毎年違い、教授が教える物もあれば生徒達が企画して教える物もあります。2014年のJ-Termのクラスはここで見れます。ちなみにJ-Termだからと言って授業を受けなくてはならないと言うわけではありません。理由は様々ですが、中には1月上旬にキャンパスに戻り授業を一切受けない人もいます。

J-Termのクラスは普通の授業では学べない物が色々あります。上のリンクでも見れるように、自転車の構造についてのクラスや、碁、PhotoShop、ヨガなど様々あります。中にはアプリケーションを提出しなくてはいけないものもあり、毎年と言うわけではないですが、海外に行くものもあったりします。J-Termとは教室の中だけでは学べないものを学べるチャンスなんです!ちなみに私は起業(Entrepreneurship)についてのクラスを2週間程とります。中には少しですが単位が取れる物もあるので、卒業に必要な単位が足りない生徒もJ-Termを利用しています。

さて、さっきも述べたようにJ-Termのクラスには生徒が教える物もあります(中には数人で教える生徒達もいます)。教えたい生徒は10月に企画書を提出しなくてはなりません。そしてもし企画が採用されれば、どんなことを教えてもいいわけです。ちなみに採用された場合、報酬400ドルがもらえます。もしも複数で教える場合は、その400ドルから人数分均等に報酬が割られます。J-Termは受ける側だけではなく、教える側にもメリットが十分あります。これは別に報酬の事だけを指しているわけではありません。授業を企画し、教えると言う事は決して簡単ではありません。時間をかけ、念入りに書いた企画書をもとに自分が教育する立場になると言う事はすごい事です。こういった経験は卒業後、どんな道を進んでもきっと役に立つでしょう。私も卒業前に時間があれば日本についてなにか教えたいと思っています。

J-Termの良さはなにも授業を受ける事や教える事だけではありません。1月と言えば夏休みのインターンシップのアプリケーションや、二年生で留学を考えている生徒には留学のアプリケーションなどを始めるのにうってつけの時期なんです。現に私も来年の夏休みのインターンシップと留学のアプリケーションで一月は忙しいです。もし私が冬休みの間ずっと実家にいる場合、十中八九家でゴロゴロして何もしないでしょう(笑)。なので強制手段としてJ-Termを利用しているわけです。

理由は様々ですが、J-Termはデメリットはなくてもメリットは沢山あります。みなさんも、もし留学先で機会があるのならば試してみてください!

J-Termについて私からは、以上です!他にも質問がある場合はメールやコメントで知らせてください。

*ファイブカレッジ・コンソーシアムについては別の機会でお話ししますね。

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