[Momoha] 語学

スミスは外国語の授業が充実していて、私も実際フランス語の授業をとっており、課題に毎日苦戦しています。私はどうしても語学が苦手で、いくら辞書を引いて分からない単語の意味を一つ一つ調べても、いざ文として読んでみるとさっぱり理解できない事が多々あります。英語はまだましですが、私の場合、一文ごとのはっきりとした意味よりも全体的なニュアンスで捉えてしまいがちなのです。それでも続けるのは、今までの経験からこの勉強の仕方が自分にとって一番効果的なことを理解しているからです。語学で苦労されている方は早く自分に一番いい勉強法を見出せればいいですね。

語学って大変だなとよく思います。今留学したいと思ってこのブログを読んでくれている方はどうなのでしょうか。語学留学という括りがあるぐらいですから、語学を学びたい、だから留学したい、そう思っている方も多いはずです。しかし、その語学レベルの高さが何であれ、簡単なわけがありません。留学生は少なからず言葉の違いに苦戦し、厳しい事にこれは数を重ねる他に上達方法はないと思われます。たくさん喋り、たくさんその言葉に触れ、たくさん読み書きを繰り返すことによって少しずつ身に付いて行くものです。ほんやくコンニャクが発明されれば話は別ですが。(分からない方は、ドラえもん 言語 で検索)

しかし、ここからは個人の意見ですが、新しい言語を取得することに夢中になりすぎて母語を忘れないようにすることも大事だと思います。私は高校で英語漬けの毎日を送っていましたが、母親に「間違った日本語使ってたら教えてね」と言ったのはいいものの電話もろくにせず、日本語に触れるのはたまに見る日本語の動画やJ-Popぐらいでした。怖いのは長期間疎かにしているとびっくりするほど低下することと、そんな低下現象に気付かないことです。ある時母親に「試験をとる」と説明していると、「それおかしいよ」と言われ、ハッとしました。英語では確かにTake an examという言い方をしますが、日本語で「試験をとる」とは言いません。私はそれがおかしいことにさえ気付かなくなっていたということが、すごく怖くなりました。「日本語は母国語だから大丈夫。」そんな根拠のない自信がありましたが、このことがあってから焦りを感じるようになりました。いつか英語も日本語も中途半端になってしまって最終的には自分の思いや考えを言葉で説明できなくなるのではないか、という心配にまで至りました。

しかし、「日本語は母国語だから大丈夫」という概念は少なからず間違っていないと思います。小さい頃から慣れ親しんでいる言語は特別です。アメリカで勉強している今でも漢字の読み方は分からないけどなんとなく意味は分かったりするのは、日本語が私の母国語だからです。人生いくらでも新しい言語は学べますが、母国語は一生一つなのですから、せっかくの母国語を忘れないようにしようと思うのです。私は、日本語と英語を両方喋れて初めて自分の武器になると思っています。スミスミのメンバーでも一人ずつ卒業後の目的は違って、アメリカで就職して英語で仕事をしたいというメンバーもいれば、私のように日本に戻り日本の企業に就職したいと考えているメンバーもいるので、これを読んで下さっている方の中でも色々な将来を思い描いている方がいると思います。しかし、将来どの国の言葉を使ってどこで働くにしろ、身につけた言語と母国語を両方大切にしていけたらいいと思います。そして、みなさんがこの先留学されることがあれば、このことを頭の片隅にでも留めておいて頂ければ嬉しいです。

最後に、春休みにはなえのお家に友達二人で泊まった際に訪れたメイン州のポートランドという街が綺麗だったので、写真を一枚載せたいと思います。おわり。

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