[Hanae] クラスの選択

さて、スミス大学では来週から秋学期のコースサインアップが始まります。つい先週カタログがアップされて熱心なスミス生はどのクラスを取るか選択肢が多い故、頭を悩ませているでしょう(笑)。

専攻と副専攻が既に決まっているので、たった30分で決まりました!とりあえずこんな感じです:

Economics of Corporate Finance (経済視点からの投資銀行、ファイナンス、企業のマネージメントなど)
International Trade and Commercial Policy (貿易と商業政策)
Japan to 1600 (1600年までの日本史)
Drawing I (デッサン)

上二つは経済のクラスです。ここで重要なのは、Economics of Corporate FinanceのEconomicsです。リベラル・アーツなので、実用的なビジネスのクラスはタブーになってしまいます。なので経済視点からの、投資銀行・ファイナンス・マネージメントなどを学ぶと言うわけです。次に日本の歴史。黒船来航あたりから第二次世界大戦までの日本史は勉強した事があるんですが、戦国時代とかもうさっぱりです。そして最後にデッサン。高校では美術のクラスをいくつか取っていたので、画力がこれ以上衰える前にとろうかなと(笑)。スミスの2014年のコースカタログはこちらです。

先ほども言ったように、30分程度で決めました。ですが中には一週間悩んでも決まらない生徒も大勢いると思います。何故そんなに悩むのかと言うと、選択肢がとにかく多いからです。それはリベラル・アーツの長所でもあり短所でもあると私は思っています。そこで今回はアメリカの学生がどうやって選択をしぼるのか、私や友達が使っている方法を紹介したいと思います。

まず私の場合、来学期ににとらなければならないクラス、卒業前にとらなくてはいけないクラス、そして興味のあるクラスの順に名前と授業の時間割をリストにして書き込みます。次に注目するのは時間割です。どんなに悩んでも時間割が変わる事はほぼ無いので、スケジュールがかぶっているクラスを比べてどちらをとるか決めます。最後に生き残ったクラスの中から4つか5つに絞ります。

どう絞って行くかというと、まずクラスの内容をしっかり頭に入れ、本当にとりたい物なのか自分に問います。それでも決められない場合は、教授の評判をratemyprofessors.comで見ます。このサイトはアメリカの殆どの大学が登録されており、生徒達が教授を評価するフォーラムみたいなものです。中にはいい意味でも悪い意味でも沢山評価されている教授もいれば、登録されていない教授もいます。そういった他人の評価や知り合いで同じクラス、または同じ教授と授業をとったことのある生徒の意見を参考にしています。

なぜこんなに教授のことをリサーチするかと思っている人たちもいるでしょう。これは持論ですが、教授との相性が良いか悪いかで授業内容が人それぞれ違ってくると思うんです。どんなに好きな科目でも、苦手な教授との授業は苦手なんです。モチベーションが下がり、授業内容が頭に残らず、いい結果を出せないなんてことを過去に経験した事があります。なので私にとって教授との相性は重要なポイントなんです。

そして最後はバランスチェックをします。難易度が高いクラスとそうではないクラス、そして理系と文系となるべく混ざっているスケジュールを組むのが私のやりかたです。勿論完全理系もしくは文系の生徒は違うでしょうが、私のようなるべく両方に力を付けたい人はこんな感じです。簡単に言えば自分に向いた消去法を使っているだけですね。

クラスの選択にあたってこんなに悩める事ができるなんて、私たちは本当に恵まれているんだなと改めて思いました。ここ最近まじめにクラスに取り組んでいなかった自分が情けなく、恥ずかしいです。これを機に残りの5週間、精一杯頑張りたいと思います。

今回も長々とすみません。最後まで読んでいただきありがとうございます。質問があれば気軽にどうぞ!下の写真はハウス同士のバスケ対抗戦のときの物です。左が私で右は先輩です。後ろからもう一人の先輩に盗撮されました。

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