[Suzu] 最近の舞台事情
Suzuです。
もう12月ですね・・・早い!そしてブログを更新していない!
今日はなぜか眠れないので朝の2時に暗い部屋でカタカタやってます。
これから更新もっとがんばります。はい。
ちょうどサンクスギビング休みが終わって帰ってきたスミス生ですが、楽しい休みは終わりこれから学期末、試験や課題、論文で追われる毎日を2週間送ります。
わー楽しみだー(もちろん棒読み)
そんな中私は舞台のお仕事でも大忙し。今週はちょうど私が関わってる舞台が二つとも公開される週なので走り回る羽目になってしまいます。
今日はその二つを少し紹介したいと思います:
一つ目は 'I and You' という劇のplay readingの監督。私にとっては初監督体験です。
play reading とはplay (劇)を read(読む)、すなわち役者たちが台本を読みながら演じる劇です。play readingは普通の舞台ほど堅苦しくなく、主にどういうストーリーかを伝えるためや脚本家・劇作家が観客の反応を見るために行います。また監督やプロデューサーに使ってもらえるようアピールする場でもあります。私もこれを私が監督すると決まるまであまりplay reading というものの存在を知りませんでした。普段の舞台よりかはリハーサルも少なく衣装や照明、舞台装置は最小限に抑えられるので気楽といえば気楽に取り組めるところがいいですね。
今回私はもう一人の生徒とこれを監督するのでまあまだそれほどプレッシャーはありません。
二つ目は'Time Stands Still'という演劇の照明デザインを任されました。これも照明デザイナーとしての初仕事。とてもワクワクしています。
どちらかというとこっちの劇の方が私にとってはメインで、時間を長くかけています。サンクスギビング前に照明のlight plot(照明装置がどこに置かれるかの地図的なもの)を提出し、照明の固定とフォーカスをして、cue(キュー:どの照明がどのタイミングでどれくらい照らされるか)を決めなければいけませんでした。今週はほぼ毎晩、監督や役者さんたちと一緒に照明ありのリハーサルで忙しくなります。
フォーカス(focus)というのは照明をデザイナーが技師たちに指示を出して自分の想像通りに焦点を合わせたり形・色を整えたりすることです。ということはデザイナー(私)はなにが欲しいのかはっきりと解ってないといけないわけで、技師さんたちに指示を的確に出さないといけないわけです。初めてのフォーカス、とても緊張しました。
'Time Stands Still' は 戦場ジャーナリスト(男)と戦場カメラマン(女)の恋人同士の話で、カメラマンが爆弾に巻き込まれて大怪我をし、リハビリを終えた後帰ってくるところから始まります。これはその悪夢のような出来事を経験した二人の関係が変わっていく様子を描いたストーリー。ジャーナリストの男性は愛する人を失いそうになってまで戦場には戻りたくない、落ち着いて家庭を持ちたいと願い、逆にカメラマンの女性は自分は戦場にでこそ生きがいを感じるため戻りたいという気持ちが捨てきれません。結婚するにもかかわらず最終的には二人とも違う道に進む決心をするのですが、ハッピーエンドで終わります。
この劇は戦場ジャーナリスト、戦場カメラマンの生活を覗き見させてくれるのと同時に、gender roles(性的役割)についても考えさせられます。別に女性だけがいつも家庭を持ちたいと思っているわけでもなく男性にだってその願望はあるわけで、逆に女性にも自分の仕事に没頭するという選択肢もあるんだ、というメッセージも含まれていると思います。またこれを演じる役者さんたちは皆白人の役者さんたちなわけですが、これが日本人による日本に置かれる話であればどう変わっていたのだろう、ということを考えるのも面白いです。
とまあこんな感じで学期末で論文などに追われている中でも好きなことに没頭している私です。
幸い今週で二つとも終わるので期末試験には集中できそう・・・・
では、また学期が終わる前に更新したいと思います。
♥Suzu
もう12月ですね・・・早い!そしてブログを更新していない!
今日はなぜか眠れないので朝の2時に暗い部屋でカタカタやってます。
これから更新もっとがんばります。はい。
ちょうどサンクスギビング休みが終わって帰ってきたスミス生ですが、楽しい休みは終わりこれから学期末、試験や課題、論文で追われる毎日を2週間送ります。
わー楽しみだー(もちろん棒読み)
そんな中私は舞台のお仕事でも大忙し。今週はちょうど私が関わってる舞台が二つとも公開される週なので走り回る羽目になってしまいます。
今日はその二つを少し紹介したいと思います:
一つ目は 'I and You' という劇のplay readingの監督。私にとっては初監督体験です。
play reading とはplay (劇)を read(読む)、すなわち役者たちが台本を読みながら演じる劇です。play readingは普通の舞台ほど堅苦しくなく、主にどういうストーリーかを伝えるためや脚本家・劇作家が観客の反応を見るために行います。また監督やプロデューサーに使ってもらえるようアピールする場でもあります。私もこれを私が監督すると決まるまであまりplay reading というものの存在を知りませんでした。普段の舞台よりかはリハーサルも少なく衣装や照明、舞台装置は最小限に抑えられるので気楽といえば気楽に取り組めるところがいいですね。
今回私はもう一人の生徒とこれを監督するのでまあまだそれほどプレッシャーはありません。
二つ目は'Time Stands Still'という演劇の照明デザインを任されました。これも照明デザイナーとしての初仕事。とてもワクワクしています。
色と照明の配置をを決めている最中。 |
色がほぼ決定。 |
light plotもほぼ完成。これを元に技師さんたちが照明を固定していきます。 |
フォーカス(focus)というのは照明をデザイナーが技師たちに指示を出して自分の想像通りに焦点を合わせたり形・色を整えたりすることです。ということはデザイナー(私)はなにが欲しいのかはっきりと解ってないといけないわけで、技師さんたちに指示を的確に出さないといけないわけです。初めてのフォーカス、とても緊張しました。
フォーカス中。照明一つ一つあたって欲しいところに照ってるか確認します。 |
個々の照明のフォーカス終了後は一人でcueを決めていきます。 |
この劇は戦場ジャーナリスト、戦場カメラマンの生活を覗き見させてくれるのと同時に、gender roles(性的役割)についても考えさせられます。別に女性だけがいつも家庭を持ちたいと思っているわけでもなく男性にだってその願望はあるわけで、逆に女性にも自分の仕事に没頭するという選択肢もあるんだ、というメッセージも含まれていると思います。またこれを演じる役者さんたちは皆白人の役者さんたちなわけですが、これが日本人による日本に置かれる話であればどう変わっていたのだろう、ということを考えるのも面白いです。
とまあこんな感じで学期末で論文などに追われている中でも好きなことに没頭している私です。
幸い今週で二つとも終わるので期末試験には集中できそう・・・・
最後にサンクスギビングに作ったタルトをご紹介。 美味しそうでしょ? |
では、また学期が終わる前に更新したいと思います。
♥Suzu
コメント
コメントを投稿